世界自然遺産 知床国立公園
羅臼湖歩道は高山帯の湖や沼を通過するルートであり、高山や湿原の植物が生育しています。知床の中でも特に厳正な保護が図られている地域であり、世界自然遺産地域の魅力を存分に味わうことができる一方で、人の踏み荒らしが湿原の植物に重大な影響を与える地域でもあります。 羅臼湖歩道は山岳地帯にあり、軽登山に準じた装備と経験、体力が必要です。木道などの施設は必要最小限しか整備しておらず、大人数による利用は想定していません。羅臼湖の自然条件やルールをより一層理解するためには、事前に羅臼ビジターセンターなどにお立ち寄りください。なお、ガイドツアーに参加することで、より安全に羅臼湖歩道を利用し、羅臼湖の素晴らしさをより良く理解することができます。そのため、ガイドツアーの利用を推奨します。 高山帯に成立している湿原は知床においても特に貴重です。この自然をより良い形で後世に引き継ぐため、皆さまのご理解とご協力をお願いします。