知西別はGW羅臼湖ルートしか登ったことがなく、良いと聞いていた精進川からアプローチしてみる。
精進右岸は平坦で快適にスキーで歩ける。H600の森林限界から急斜面になるが、雪は軟らかい。そのままH1096の稜線まで上がる。
P1275を越え、今日の幕営地であるペレケ平に下りるとまだ昼であった。
このまま日帰りで下りられそうだったが、天気も良いしせっかく装備も担いできたのでテントを張る。
この場所は開けていて眺めが大変良く、羅臼岳や根室海峡が一望できる。ただ、吹きっさらしなので強風時は幕営不可だ。
時間があるのですぐ隣のペレケ山に登り、あとは昼寝をして過ごす。夜はさすがに寒く-15℃はあったと思われる。
翌朝は3時に起床したが、根室海峡に広がる漁火(ホッケの刺網船)は美しかった。
テントを撤収し5時に出発。カリカリの雪面だが、スキーアイゼンで1時間ほど稜線を行くと知西別山頂に着いた。
大沢を下って羅臼湖に下りる予定だったが、時間に余裕があるので知床峠に向かう稜線伝いに下りることにする。
稜線からウトロ側に二つの沼が確認できた。一つは通称大沼と呼ばれていて羅臼岳山頂からもよく見られる。
天頂山手前のコルから羅臼湖に下り、暑いので一休み。見返り峠まで歩いて除雪された道路は通らずに熊の湯まで下山した。
歩いて車を回収しに行く途中、新谷さんに偶然会い、ピックアップしていただきました。 |