山スキーお散歩会

2013.2.17 雪崩講習会

天気
吹雪
参加者
佐々木、高橋、鈴木、武田、中井、島田、中泉、森山、原、小川、佐藤、千綾、葛西、 後藤、サンディ 
所要時間
9:00~15:00
ルート

幌萌体験実習館

集合時刻は出発時刻のお散歩会。でも、今日集まった面々はスキーもはかず、リュックも背負わず。9時、羅臼町総合運動公園・体験実習館の和室に着席。今日は待ちに待った『雪崩講習会』です。講師は、今年からお散歩会に仲間入りしてくださったTさんと遠路はるばる根北峠を越えて駆け付けてくださったSさん。(お二人ともテレマーカー。そして、あの有名な!三段山クラブのメンバーです)そんな素敵なお二人の紹介から始まった雪崩講習会。

まずは、座学で雪崩対策の基本とビーコン捜索のイロハについて教えていただき、その後実技を行いました。
【 実 技 の 内 容 】

①自分のビーコンの特性を知ろう!

アナログ派とデジタル派に分かれ、埋没ビーコンに対し自分のビーコンがどんな反応を示すのか確認。もちろんデジタル派が優勢ですが、使い慣れればアナログでも比較的早く探せるようになるとのこと。アナログ派3名がんばりました!

②ビーコンゲーム(1人埋没 → 複数埋没)

  ビーコンは自動的に送信モードに復帰するようになっている。捜索中にビーコンが送信モードに変わると、捜索に混乱が生じるので注意が必要。リーダーは捜索に入る前に全員のビーコンが捜索モードに変わっているか挙手で確認することが大事ということでした。

③雪崩からの掘り出しを体験

  人をV字に配置するV字ベルトコンベアシャベリングを体験しました。大汗かきました~。雪は想像以上に重いです。これがデブリだ

 と・・・恐ろしいですね。15分間が生死の境だそうです。 

 ④救助訓練  

先行パーティの2名が雪崩に巻き込まれ救助要請を受けたという想定で訓練を行いました。Sさんの「助けてください!」という名演技にみなさんたじたじ。Tさんからは1人目を見つけたら1人目を掘り出す人、2人目の捜索に向かう人とうまく役割分担をして素早く救助を行う事が大事とアドバイスをいただきました。

⑤弱層テスト

色々な弱層テストがある中で、今回はコンプレッションテストを体験しました。

吹雪模様の羅臼町でしたが、冬山で安全に遊ぶため、みなさんの目は真剣そのもの。「山で死なない!自分のため、仲間のためを合言葉に!!」万が一に備え、一層の訓練が必要ですね。Tさん、Sさん、今日は本当にありがとうございました。

~おまけ~

メンバーからの「1dayのツアーで何をもっていけばいいのか知りたい」という質問に応え、最後にTさんのリュックの中身を大公開!ツェルト、羽毛服、レスキューシート、ガス、コッヘル、救急用品、カイロ、ヘッドランプ、靴下、毛の手袋とシャツ、スマートフォンの予備電源、スキーバンド、シュリンゲがたくさん、針金、ペンチ等々。仲間からはぐれても、最低1泊は持ちこたえられるだけの装備をいつも持っていくとTさん。「変なもの入っていないかな・・」と、最初はちょっと心配顔でしたが、最後まで変なもの??は全く出てこず・・・。大変、参考になりました!!(森山)




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