GW前後の大雪で、知床峠の開通は遅れに遅れ、すっかりろくろっ首状態でしたが、ようやく6月1日に開通し、久しぶり&今季最後のお散歩会は羅臼湖経由での知西別岳でした。
佐々木隊長は当初、羅臼岳南西ルンゼを考えていたようですが、残雪の関係で変更となりました。それでも集まった精鋭達はスキーヤー7名、ボード&スノーシュー2名、スノーシュー1名の10名。
本当はあと2名いましたが、車のエンジントラブル?で斜里側ゲート少し進んだところでリタイヤとなりました。(涙)
羅臼湖への新入口から出発すると、アヤメが原は雪が溶け、沼のような状態で、羅臼湖も半分以上湖面が現れていました。そして、何と羅臼湖では、オジロワシが一羽、われわれ一行を出迎えてくれました。こんな山岳地帯にいるのは珍しいのですが、どうやら大量に生息するカエルを狙っているようです。
休憩していると最初はくっきりと見えていた知西別岳も徐々に羅臼側からの出現する雲に覆われ、大沢に取り付く頃にはほとんど視界のないほどでした。これはピークはだめかなと半分諦めながら進んでいきます。しかし大沢の中ぐらいまで上ると願いが通じたのか、雲が取れて晴れとなり、羅臼湖は雲海の中、これはこれで素晴らしい景観です。
大沢上部の滑り落ちそうな急坂を何とかクリアし、稜線まで上がると風がやや強かったですが、逆に雲は風にすっかりと流され、羅臼湖や羅臼岳もきれいに現れました。稜線から知西別岳ピークへはハイマツが起き上がっていて、有志6名で挑戦です。何とか昔の刈分けを辿りながら進むものの、途中で見失ってしまいました。(刈分けがあるとないのとではまさに天国と地獄でした。)
それでもピーク手前は、残雪を利用でき、岩頭を南斜面側に回り込んで、ヤブ漕ぎなしに山頂へ到達することができました。南側は超急斜面でちょっと緊張しましたが・・・。登頂者で記念撮影をして、仲間の待つ大沢上部へは戻りました。
帰りはコンデションこそいまいちでしたが最後の雪?を、おのおのがスキー&ボードで思い思いのシュプールを描き、滑り降りました。
大沢の残雪は、来週以降は天候次第で微妙な状況で、今回がたぶん最後となりそうな気配でした。
来期の再会を期して、今シーズン最後のお散歩会が幕を閉じました。佐々木隊長、みなさん、ご苦労様でした。(大森)
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