やはり今季最初のお散歩はルベス。いまどき知床でアプローチに雪のあるのはここだけ。先週の予定が吹雪のため一週順延しての再開です。 大きな低気圧が頭上にあるのは承知で強行してしまいました。濡れ雪が降りしきる中行動開始。風がないのが救いです。雪山スキ-シ-ズン始めは何かと道具のトラブルがつきものです。多いのはシールのトラブル、お三名様ほど発生、糊の劣化によるはがれは結構イラつ
きますよね、でもなにか楽しい。久しぶりの雪山の感触が何とも言えない。 交代ラッセル2時間ほどで頂上へ、少し下りてから南側の目あての斜面に飛び込む。
ベタ雪かげんでも一応新雪、やっぱりこのフワフワ感はたまらない。ボトムまで100m残して更によい斜面を求めて登り返えす。足元からズンという不気味な音にビビる。キノコを掘って弱層テスト。40cm下に10cmのアイスバ-ンがあるがハンドテストの結果接着状態はよく問題はなし、続行することにする。 2本目は笹の目立つ急斜面手前からテストを繰り返しながら安全を確認、一人づつ滑ることで全員無事沢床まで滑り降りることができました。 帰りは水の出ている沢を右手にみながら登り返すこと40分、根北峠から下の標津側の
国道に飛び出す。このころから風雪が強くなり、真正面から吹き下ろしに顔面が痛い。さらに700mほど国道沿いをさかのぼり、スタ-ト地点の駐車場に帰着、本日のツアー終了。 最後の国道沿いが今日一番の我慢のしどころでした。(佐々木)
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