今日は朝から雨交じりの濃霧、斜里側は昼から晴れの予報を信じ、行き先をウトロに
変更する。
ウトロ海岸は岸壁の上部はガスの中だが海上の視界は良好、波風もさほどでなくまずまずのコンディション。
なにより温かいのがいい。
ブユニの岬を超えるあたりから赤足のケイマフリちゃんたちの歓迎を受ける。10数羽の群れが潜ってかわるがわる餌を咥えて浮かんでくる。
ケイマフリの群れは他にも5グル-プほどいた。最近数が減って対応が検討されていたというが大分復元しつつあるのではないか？
岩棚で子育て中の大セグロや海ウ君たちを見上げながら岸壁沿いに静かにクル−ジング、コロニ−と適度な距離を置くと敏感な海ウたちも飛び立たない。
お約束のフレペの滝、男の涙とゆっくり漕ぎ進むが、感激屋の相棒の調子がいまいち上がらない。どうやら軽い船酔いのようだ。
それでも持ち前の‘観音スマイル‘は失せることなく（もしかして地顔？）悠々と漕いでいる。
イワオベツビ−チのウトロ側の端に上陸して(普段は上陸を自粛しているが)休憩を入れる。
顔色も戻ったところで子供のころ、両親と一緒のホエ−ルウオッチングのときのゲロゲロを思い出したそうだ、はるか昔のことなので大人になって直ったと思ってたとのこと、カヤックでのそれは全く想定外だったそうな。
目標の五湖の断崖はここから1時間ほど先だがここで引き返すことにする。
昼食をとり、1時間ほど休んで帰路に就く、帰路は波も少し治まって船酔いもたいしたことなく、ウトロに着くころは晴れ間が見えるほど天気も持ち直していた。
Ｔさん船酔い再発見の旅でした。
（佐々木）
|
