今日は、朝から天気がいい日のはずがやや曇りがちの天気模様。ルサに向かう途中、海岸町〜岬町方面は雪も降って軽く吹いていたので「あれ?今日は中止?!」と思いながら「とりあえずルサまで行ってみよう」と車を走らせるとだんだん視界が良くなってきました。今日は、北浜の方が天気が良かったようです。
今シーズン 8 回目のお散歩会にして今季初参加。すでに今までのお散歩会で体力・気力・技術面において万全の他 12 名(内 2 名の方は別行動でしたが)+ 1 匹の皆さんと一緒に出発しました。 歩き始めは、良かったのですがだんだんと雪も降ってきて風が強くなり、顔にあたるので寒いこと、冷たいこと。普通のネックウォーマーじゃなく目出し帽にしなければと思いながら歩いていきました。途中の 2 股で尾根に上がるところまでは、いくつか川を渡る場所があり、例年苦労するのですが、今年は、雪が多いので陸続きのような感じで安心して渡ることができました。そのままずんずん歩いていくと、このコースで一番苦手な 2 股のところにある急な細尾根のところにきました。高さはそんなにないのですが何しろ細くて急なのです。その上、木もたくさん生えていて落ちたらどこかにぶつかるようなところ。でもうまく利用すれば、スキーが滑るのを木に足をかけて止めることができたり、そのまま木をつかんでよじ登ったりできます。(本当はあまり良くないですが) とにかく急斜面で行う切返しのターンというのが難しく、スキーをはいた足は、思うように動かず途方にくれます。しかし、ここを登らなければ、目的地へはたどり着けないので頑張って登ります。そうして皆さんのあとをついていくと何とか登れました。 その後は、だらだらとした登りかと思いきや今日は、ルサ乗り越えという私がいつも行っていた西乗越ではない本当の乗越を目指すということで、すぐにまた佐々木さんが「ここの沢おりちゃおっか」とおっしゃっているのが聞こえました。どうみても切り立った斜面に見えるのですが、そこにまた新たな道を作っていく佐々木さんとお散歩会のメンバー。私もおいて行かれても困るので皆さんの行った道をよ ~ く見てそろ〜りそろりと降りていきます。そして反対側の斜面をまた登っていきます。このあたりから天気も良くなり、視界も開けた場所に出ました。ふかふかの雪と青い空がまぶしく「来て良かったあ!羅臼に 10 数年居てもまだまだ見たことのない景色があるんだなあ」と思いながらさらに先を目指します。そしてルサ乗り越えというところに出ました。でも稜線は、風が強くてこの先へは進めないとのこと。そこでまた元来た道を引き返しました。とうことで、先ほどの沢もまた逆から降りて登り返します。 登り返したところで、今度は、「天気もいいし、30〜40分ほどで西乗越へ行けるから。」ということでおなじみの西乗越へ向かうことになりました。少しのチャンスも逃さず知床の山を巡るお散歩会。そこからは、だらだらとした登りを歩き、最後は、ちょっときつくなりますが、立派な雪庇がたくさん張りだしている西乗越の稜線へと着きました。ここからは、羅臼側と斜里側の海が一望できます。羅臼側は、国後島がきれいに見え、斜里側のオホーツク海には、流氷がきれいに見えました。風が強かったので、スノーボーダーの 2 人を残して斜面を下ります。ふかふかの斜面はとても気持ちよく傾斜も緩やかなので、私でも何となく上手く滑れた気分になります。 そして、下からさらに上の斜面を登って滑走してくるスノーボーダー 2 人の滑りを鑑賞した後、下山しました。帰りも基本緩やかな下りなので気持ち良く先へ進めるのですが、最後にあの細尾根の斜面が待っています。登るのも大変ですが、下るのは、もっと大変。ツボ足で降りたいところですが、皆さんスキーですでに降りた様子。私が下ろうとしたときには、もう誰もいません。ここでも皆さんのあとを慎重に慎重に降りていきます。一体皆さんどうやってスキーを操っているのかと思います。同じスキーとは思えません。この斜面を降りてしまえばあとは、歩くスキーのみ。ゴールの河口を目指して歩いて帰ります。雪で半分隠れた澄んだ川。強風に耐えてまっすぐ伸びている木。どれをとってもルサの風景はきれいです。
とっても長い時間歩いたように思えましたが、着いたのは、 2 時半過ぎ。今シーズン初参加のルサのお散歩は、比較的天気にも恵まれとっても素敵なお散歩となりました。ありがとうございました。。(豊田)
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