山スキーお散歩会

2012.3.31 知床岳(H650まで)

天気
曇りのち雪
参加者
佐々木、宮濱、大森、森山、三宅、石田
所要時間
5時間
ルート
相泊〜H650〜相泊

お散歩会の皆様、大変お世話になりました。塾長案内の通り、私、転勤となり羅臼から紋別に異動することとなり、あこがれの知床岳を企画していただきました。

 前回まで 4 回続けて目標を登頂の勢いで、今回も・・・と期待していましたが、前々日の天気予報では土曜日は雨、北海道は二つの低気圧が通過し大荒れとの予報、次回は中止?、という中、塾長から明日は予定通り実施との連絡、当日、朝は高曇り、羅臼の町からは羅臼岳が頂上まで遠望でき、今日も大丈夫と期待を胸に集合場所の相泊へ、相泊から海岸を進むすぐに海岸の切り立った崖からの雪崩跡、通過できるのかなと思いつつ大きなデブリを海面間際で横断、その後は順調にカモイウンベ左岸の取り付きに、取り付き部分をスキーを担ぎ登ったところで、今日は気温が高いのか大汗、上着の脱ぎスキーをつけ林の中を歩き始める、気温が高いせいか雪はザラメの少し手前といった状態、スキーグループは順調に、スノーシューグループは少しぬかるみ苦労しながら良いペースで進む、しばらくなだらかな潅木の斜面を進むと突然開けた広い斜面に、よく見ると太い木々が根元から折れた跡、数年前の雪崩の跡とのこと、あまりのすさまじさに思わず身震い、塾長のこの時期はもう大丈夫との説明に納得し木々の吹き飛んだり木々がなぎ倒されたままの谷を横断、その後少し急な斜面をのぼり前面に大きな斜面が現れたところで突然塾長他がザックを下ろし、スキーを担ぐとの号令、このころから少し雪がちらついて風が微妙に吹き出し、・・・?という雰囲気の中、スキーを担ぐ準備を整え、前面の斜面を見るとつい先ほどまで見えていた斜面が、なんとガスの中、・・え?という感じで周辺を見まわすもすべて真っ白・・???という中、塾長から上は無理か、この上まで上がると良い斜面だ、少し様子見るかとの言葉、時間を見ると天気予報でちょうど前線通過の予想時間、天候の回復の見込みはなく、残念、本日はここまでとなり、下山。滑り出しはほど良い斜面で気持ちよく滑降、ところどころ視界が悪くなるが途中まで順調、そのごゆるい斜面になると重たい雪でスキー操作はままならず悪戦苦闘、さらいゆるい斜面となりほとんど滑るというより歩く状態に、途中、谷間の雪に埋もれているオス鹿を見ながら、自然の厳しさを感じつつ、相泊の海岸に、この頃には風も雪も強くなり良い時期に無事下山、あこがれの知床岳山頂踏破はなりませんでしたが、私にとって最後の知床での山スキー大変楽しむことが出来ました。また、我々初心者グループは天気予報の大荒れに予測の中、途中まででも山行を果たし天気の崩れに合わせて下山、塾長のこの適切な天気の読みに脱帽と感謝するいったものとなりました。

 お散歩会の皆様、 2 年前に冬の山は初めての中暖かくお迎えいただき、たくさんの知床の山を楽しませていただきましたが、 2 年でこの塾を中退させていただきます。この 2 年の経験は忘れられないものとなると思います、皆様、ありがとうございました。今回の異動は道内の異動で、また、すぐ近くの勤務地ですのでまたどこかの山でお会いできること、また機会があればお散歩会に参加させていただきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。 (宮濱)



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