交流山行2日目。前夜は万月堂に20人集まり大宴会。外は吹雪模様で、明日はダメかな〜との雰囲気があった。 翌朝起きてみると雪は止んで風もなく山が見えている。しっかり朝食をいただき、いざ出発。 川北温泉入口を7:00にスタート、林道分岐で思わず川北温泉に向いたくなる気持ちを抑えて尖峰方面へ。ほどなく尖った見事な山容が姿を現す。「お〜、かっこいい」「あれ登るの!」「雪庇やばくない?」などの声があがり、皆かなりの急斜面にちょっとビビリ気味。長い林道歩きを終え、前回迷った複雑な地形を難なくクリアし、尾根に取り付く。標津沖では戻ってきた流氷が見えた。 H790前衛峰手前で前回トラバースした斜面に出るが、昨夜の新雪が30センチ積もって弱層が形成されており雪崩の危険があると判断、ここでスキーデポして前衛峰ピークを経由することに。スノーシュー・カンジキ持参の人はなんなく登るも、うっかり忘れた私はじめ数名はぬかりまくりで消耗させられた。770コルでアイゼン装着、いよいよ最後の急斜面に取り付く。最初はぬかったものの、徐々に硬くなった雪面を快調に登り頂上稜線へ。粉雪がちらついて展望はいまいちだが、両側が切れ落ちた細尾根は高度感抜群!12:00頂上到着。待つこと20分、最後尾が到着し狭い頂上にひしめき合う。
「何度も引き返そうかと思ったけど来て良かった!」「今日は無理だと思ったけど、まさかの登頂!」「この山はしんどすぎる!」たくさんの歓声(?)が山中に響き渡る。 そして下山開始。グサグサ雪に足を取られる急斜面を慎重に下降。そんなところを約1名、ショートスキーで降りてくる人が。Tらやま氏のような気がしましたが、たぶん私の幻覚でしょう。 スキーを履いてからは急斜面に思い思いのシュプールを描き、一気に林道終点まで滑降。この時期にして思わぬパウダー!最後の林道も快調に飛ばして15:00に全員無事下山。 久々の再会ゲスト5名に加え、高校山岳部、元気すぎる69歳2名、元ギャル、体力ありすぎなボーダー、スキーが上手すぎるおじさんたち、アイヌ犬2頭などバラエティーに富んだメンバーとご一緒させていただき、思わぬご褒美を貰った1日でした。(石田)
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