山スキーお散歩会

2011.1.29 英嶺山(H521)

天気
曇り時々雪
参加者
佐々木、武田、宮濱、中澤、佐藤、中田、杉山、木村、石田、サンディ
所要時間
5時間
ルート
羅臼中学校〜四ツ倉沼〜英嶺山〜H100波切不動の沢〜H400〜羅臼中学校

第3回お散歩会は「英嶺山」。参加した愉快な仲間は9人+1犬(サンディ)。ちなみに私(中田)は今季初の参加です。
青空が雪を抱えた雲間に薄く見え隠れする中、今年の雪の少なさを話題にしつつ10時ちょい過ぎ、羅臼中学校裏手の登り口をスタート。風も無くブーツのきしむ音がいいリズムで刻まれ、あっという間に三角山と英嶺山の分岐点。ここから三角山を背に四ツ倉沼を目指します。
程なくして、雪に埋もれた四ツ倉沼に到着。晴れ間も広がり、ここで小休止。遅い朝食をとる人、温かい飲物で喉を潤す人、私も気持ち良く一服を楽しみました。ここから見上げる英嶺山の山頂付近は雪が降っているのか、輪郭がぼやけて見えます。(昨晩の天気予報では、この日12時から15時まで雪がちらつく予報でした。)
しばし休息の後、四ツ倉沼をあとに英嶺山山頂を目指します。ラッセルするスキー板はそれほど埋まることも無く軽快に進みます。途中振り返ると市街地沖まで流氷が流れ込んでおり、春先に流氷の間を縫って進むカヤックの楽しみも思い浮べながら先を目指します。
山頂を目前に12時を知らせるサイレンが聞こえてきました。山頂付近左手の稜線には低い雪庇が見えており、我々お散歩会は右手から回り込んで山頂到着。山頂の雪は硬く締まっており、そこに腰を下ろして昼食。雪がちらついてきたこともあり、早々に食事を済ませ、滑りのルートを相談。三角山左手沢の北側(波切不動寺の裏の山?)に開けた場所があり、そこに行ってみることになりました。
みなさんの達者な滑りを横目に、以外に重たい雪に足をとられ、転倒を繰り返しながら木立を抜けると、視界が開けた場所に出ました。ここが山頂から見えた開けた場所。木々が無く笹が見え隠れするなだらかな斜面を気持ちよく滑ります。滑りの下手な私には、『雪がもう少し積もると更に良い滑走練習場所になるなぁ・・・』などと思いつつ、滑る先には沢。ここで三角山側に向かうルートを探りました。
ところが、沢は予想外に深く水量もあり、3本も走っていることから、「ラストは気持ちよく滑って締めくくりたい。」との声により、下ってきた斜面を戻ることにしました。
戻り道を進み始めてまもなく、木立の合間を縫って柔らかな雪が舞い降り始め、風のない静寂の林にやさしい時間が流れる中、沢の上部をかわし目指すルートに出ました。
そこでシールをはがし、最後の滑走。今年からお散歩会に参加という佐藤さん(釧路) の華麗なテレマークに見とれながら、更に転倒を繰り返しようやく三角山の分岐点。ここからシイタケ小屋までの斜面は、まだいたるところに笹が出おり、笹のトラップに足をとられ転倒する人も続出。そんなこんなで午後3時、羅臼中学校裏にゴールでした。
冬山のいいところは、夏場には入りにくい場所に容易に行けることであり、今回はそれを楽しむ良い行程となりました。みなさんありがとうございました。そして知床のすばらしい自然に感謝、感謝です。また宜しくお願いします。(中田)




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