山スキーお散歩会

2010.1.24 相泊稜線〜相泊沼 
天気
晴れ
参加者

杉山、武田、後藤、木村、石田

所要時間

7時間

ルート
相泊〜カモユンベ右岸尾根〜P735〜相泊沼〜相泊

今シーズン初の参加となるお散歩会。今シーズンは「昨シーズンよりも『滑る』ことができますように」を目標に、参加しようと思っています。今回は、昨シーズン行くことができなかった相泊沼ということもあり、楽しみに当日を迎えました。
8 時に相泊港集合。山行メンバーを見て「ついていけるだろうか…」早くも不安になりながらも、まずはカモイウンベを目指します。昆布番屋が並ぶ海岸線から急峻な山へ。心構えができていないまま突如として本格的な登りが始まってしまいました。海抜 0 mから目指す稜線ピーク 735 mまで、 4 つのピークを越えていきます。 先を行くお兄さま方に遅れをとるまいと、ついていくことに専念。時折顔を上げ、あがる息を整えながら遠くなっていく海面に、標高が上がっていることを感じます。
ピーク 612 m付近から雪もつかないカチカチなクラストに、アイゼン装着。登り初めて約 4 時間、知床岳にもつながる稜線は絶景でした。そしてなんと稜線からは流氷帯がお目見え。きっとこれは羅臼初観測の流氷。すてきなご褒美でした。
ここからです、本番は。冒頭にも書いた目標、『滑る』こと。頑張って登った人だけが味わえるパウダー斜面を颯爽ターンで滑り下りたい!なーんて、意気込んだら余計ダメですね。稜線下の急斜面に悪戦苦闘。余裕ほぼゼロでやっとこさ緩斜面に滑りおりてきた感じ。
それは突然でした。林が突然ひらけ、一面真っ白な相泊沼の上に滑り降りていました。かろうじてターン ( らしき ?) ができたのはわずかな緩斜面だけでしたが、相泊沼に降りた瞬間、素晴らしい景色と到達感に、これだけで十分満足!という気持ちになっていました。
相泊川を渡渉するともう眼下には相泊港が。登り始めから約 7 時間。なんともあっという間な 1 日でした。
目標達成のためにも、また参加したいと思います。 (後藤菜生子)