天気 |
曇りのち晴れ |
参加者 |
佐々木泰幹、杉山佳尚、杉山とうき、武田、若松徹、木村慈延、稲葉可奈、石田理一郎、サンディ |
所要時間 |
4.5時間 |
ルート |
岩見橋〜ケンネベツ川左岸尾根H770〜岩見橋 |
週末になると思い出したかのように降る大雪。先週行われるはずだった東岳コースも大雪の影響で延期となっていました。出発は、大雨や大雪が降ると通行止めになる岩見橋の駐車場です。今回の目標は東岳方面の稜線1000m付近。初のバックカントリーに四苦八苦の私でしたが、夏場はササだらけで歩くことも敵わない稜線をガシガシ進むのは、何とも爽快な気分にさせてくれました。先頭を歩くS氏やI氏のラッセルに負けじと、武田先生の愛犬「サンディ」も自慢のアイゼンを効かせて斜面をグイグイ登っていきます。恐らく人間には真似できないスピードでしょう。標高350mくらいまではややきつい傾斜(私には辛い)が続く樹林帯でしたが、そこを抜けると一気に視界が広がり、国後島の沿岸や相泊沖には流氷が見えます。素晴らしい景色に歩みも一層進みます。ここまで来ると雪質もふわふわになり、滑り易そうで(コケても痛くない?)一安心。?
登りはじめて約2時間。450m付近で本日の昼食となりました。
昼食後、さらに樹林帯を進むこと約1時間。ダケカンバが矮小化し、ハイマツが現れ始めた標高770mまで到達しました。出発時こそ曇っていたものの、ここまで来ると青空も見える清清しい天気に。ただ残念なことに足元の雪はカチカチに凍りつき、地吹雪が視界を覆います。隊長判断で、今日はここで下山となりました。
下り始めの斜面は樹木も無く絶好の斜面。バックカントリーの醍醐味とは、こういうところにあるのだろうなと想像しつつ、形になっていないテレマークターンに挑むも、撃沈。フワフワの雪と、私の姿を後から見守ってくれる隊長や、少し先で待っていてくれる皆さんに感謝しつつ夢中で滑る。転んだ回数は数えられま?せんが、素晴らしい景色に、素晴らしい斜面と、バックカントリーの世界に初めて踏み込んだ記憶に残る山行となりました。?(木村慈延) |
適度な斜面で高度が稼げる |
サンディ |
今回の到達点H770 |
知円別港を見下ろす
|
ご主人の後を追いかけるサンディ |
重い雪をものともしない隊長
|