このところ異常気象とも言える程晴天が続いている知床ですが、今日も晴天、暑くなりそうです。知西別岳は私がお散歩会に入会して初めての知床連山主峰登行となります。地図で見ると稜線直下はちょっと急でちょっと心配です。
予定通り 羅臼湖入り口の約1km上で10:20スタート、シールはつけずうろこ付きの板でクロカン気分で快調に進みます。30分ほどで羅臼湖到着、
小休止の後羅臼湖東岸を迂回、流れ込みの小さな沢を渡り(まだスノーブリッジは十分残っていました)、大沢を詰めてゆきます、高度感が出てきました。中間地点で小休止ここでシールとスキーアイゼンを装着、やはり稜線直下は壁のようです、下を見ると二人登ってくるのが小さく見えました。もう直登はできずジグを切って登って行きます、スキーアイゼンはだんごが付くし、伸縮式のストックは緩んでバカになってしまい、シンドイわ、おっかないわで挫けそうになりましたが稲葉さんに励まされなんとか稜線に到達しました。ふと下をみるとさっき豆粒ほどだった二人がすぐ下に迫っておりあっという間に追い抜かれてしまいました。後で話を聞くと昨日までカヤックで知床岬を回り今日ここを登っているとの事、恐るべき馬力です私も去年岬を回りましたがそんな体力は残っていませんでした。稜線から10分程で山頂直下へハイマツ帯に阻まれスキーをデポし5分で山頂に到着しました(13:30ごろ)。ラウス市街 国後島 爺爺岳 羅臼岳
硫黄山 オホーツク海 ウトロ市街 遠音別岳 海別岳と360度素晴らしい眺めです。
帰りは最高のプライベートゲレンデを一気に滑降して30分で羅臼湖へ、時間が余ったので石田さんお勧めの冬しか行けない小さな沼に寄りました天気も良く風もなく ジンギスカンでもしてビールを飲むには最高のロケーションでした。(誰が鍋とビールを背負うんだ?)すこしだらだらして予定を5分過ぎた3:05に出発点に無事帰着しました。
これが山スキーお散歩の会2009 最後の山行となりそうです。みなさんご苦労様でした。来シーズンは佐々木隊長も元気に復活されると思います、今後ともよろしくお願い致します。(武田清剛)