山スキーお散歩会

2007.4.15 知床岳(H1254) 

天気
曇り時々雪
参加者
佐々木泰幹、杉山佳尚、伊藤香里、勝田信明、稲葉可奈、豊田麻美、天池静子、石田理一郎
別パーティー合流組(朝日田さん、前川さん、武田さん)
所要時間
10.5時間
ルート
相泊〜カモユンベ河口〜P474〜H900台地〜知床岳〜相泊
ネパールへ帰国する伊藤夫妻の送別山行を兼ねて、今季二度にわたって敗退の知床岳へ。
六時に相泊出発。海岸線は雪がなく、10分程ゴロタ石浜を歩く。カモユンベの台地に上がるとやはりヒグマの足跡が多い。 一時間程ダラダラした樹林帯を行ったところで別パーティーに遭遇。お互い顔見知りがちらほらということで合流し11名の大所帯に。 このパーティーも今季三度目の挑戦とのこと。天気模様はあまり良くない。今回も厳しいかな。。。と思いつつ歩きだす。 P474あたりから晴れてくるが、稜線はガスの中だ。H650でシートラーゲン、アイゼンで急斜面を慎重に登る。 アイゼンなしの人もいたが、ステップを切りながら何とか全員登りきる。H800で再びスキー装着。 H900の台地に出ると真っ白で視界がきかない。風が弱かったので、GPSとルート旗を頼りに山頂を目指すことにする。 12時に山頂到達。吹雪でGPSがないとどこが山頂かもわからないくらいだ。 景色は何も見えなかったが、三度目の正直の人、初めての冬山登山の人、全員登頂の喜びを分かち合う。
寒いので早々を下山にかかるが、ホワイトアウトのスキー滑降は距離感や傾斜がつかめずに一種の酩酊状態になる。 何でもないところで転んだり、自分が滑ってるのか止まっているのかわからないときもある。慎重にルート旗を回収しながら降りた。 途中、方向を間違えそうになったりもしたが視界のきくH900まで戻る。 帰りはアイゼンを使用した急斜面脇の大沢を大滑降。カリカリの洗濯板状態だったが何とか滑り降りる。 約一名転倒滑落したが事なきを得ず。16:30相泊に全員無事に帰着した。
夜は番屋で伊藤夫妻送別パーティー。羅臼の海産物と、ネパールみやげのロキシーに舌鼓を打ちながら全員酩酊。
(石田理一郎)

カモユンベ二股。 ギリギリ渉れました


P474で一休み。バックは双子山(通称)


ネパール在住テレマーカー勝田さん


奥さんの伊藤さん


本格冬山初挑戦の豊田さん


H650〜800の急斜面


登頂!


カリカリの大沢を滑る